yuitamura

大学3年、休学中にデンマークで考えたこと。

わたしなりの、旅の楽しみ方

わたしは、古着屋が好きだ

 

ある人が、旅行先で観光資源を観に行くように、

またある人が、伝統料理を食べてまわるように

訪れる街の古着屋に行くことが、

わたしの旅の目的のひとつだったりする

 

街の歩き方も、古着屋やアンティークショップを中心に決めていくのがデフォルト

だいたいは、街に行く前にお店を下調べしてから、点と点を結ぶように歩く

 

途中で雰囲気の良いお店を見つけて、開拓するのも

これまた何にも代え難いくらい、愉しい

きっと、フォトグラファーが偶然絶景を見つけるような感覚と似ている

 

例えば、オランダのアムステルダム

Episodeという古着屋さん

何カ国か国をまわったけれど

それでも上位に入るくらいには、めっぽう良かった

入った瞬間のわたしの興奮具合よ

 

どれも20ユーロくらいで、それでいて

質もよし、サイズ感もよし、な古着が多かった

なによりも、お店の中にお洒落さんが多いのが、そのお店の手腕を表していて

お洒落なお客さんを観察するのも、楽しみ方のひとつだ

 

 

また違う日、同じくオランダのアムステルダム

大通りにある、ちいさいビンテージショップを見つけた

興奮ぎみにセールのラックをチェックしていると

ずっと探していたような、濃いブラウンのクラシックなロングワンピースを見つけて

拳を上げたくなるくらいの嬉しさを抑えつつ、試着室へ直行

そして鏡を見て心が躍り、にやけが止まらなかった

そういう瞬間を、旅の思い出として

よく覚えている

 

知らない街で、素敵なお店を見つけたり欲しかったモノと出会ったり

帰ってから、買ったものを眺めて、店員さんとのちょっとした会話を思い出したり

そういう瞬間が、ほんとうに、幸せなのだ

 

ロンドンの、ブラックレーンという通りも、宝箱のようだったな、とか

 

クリスマスのまち、ニュルンベルクのアンティークショップで包み紙にていねいにくるんでもらった瞬間のきらきらした気持ちとか

いまだにちゃんと覚えている

 

お店や、モノとの出会いが

わたしの旅の醍醐味なのかもしれない