yuitamura

大学3年、休学中にデンマークで考えたこと。

2018/12/30

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今日は、港の方へ

 

いま滞在しているAirb&bのお部屋は11階にあって

小さなオーフスの街を一望できる

 

この前窓を眺めていたら、港のほうに

なんだかLEGOをバランスよく組み立てたような

おもしろい形の建物があるのを発見したので、行ってみることに

 

港の方へゆらゆら歩いていくと、

例の巨大な建物が見えてきて

 

近付くうちに、だんだんと

おもしろい形のそれは巨大マンションで

LEGOのように見えていたのは、

その一室だと気付いた

 

大きくて、どこか近未来的なその建物と

その周りに新しく造られたいくつかのマンション群を間近で眺めていると

なんだか似合わないな、と

4日前ここに来たばかりの新米旅行者ながらに、思った

 

オーフスの街は、

歴史を感じる建物が軒を連ねる、

重厚感たっぷりな街並み

長い間、人の生活とともに息をしてきたような、頼もしさがある

 

そこに、それらとはほとんど対照的な

効率的で、ピカピカの、建物たち

 

オーフスに住む人たちは、どう思うんだろうか

そんなことをぼうっと考えた

 

古いものを大切にしてきた人びとは

新しいものと、どう向き合っていくべきか

 

それは、

ほかのことにも普遍的にいえる

むつかしい問い、なのかもしれないな

 

因みに、滞在先の家主のおばあさんいわく

あそこに大量の人がぱんぱんに住むのは何となく嫌だし、

あの建物に遮られて、せっかくの海がこの家から見えなくなるのも嫌だわ

とのこと

景観の大きな変化への戸惑いは、やっぱりある様子

 

変わりゆくものも、できるだけ愛していきたいけど

そう簡単には、いかないものなのね

 

 

さあ、明日で今年もおわり

ここは年末感があまりないけれど

 

いまの気持ちを丁寧に整理して

さっぱりと、穏やかに

新しくやって来る年を、迎える