2018/12/08
最近は目覚めるとまず、外の暗さに驚く
デンマークに着いた夏の頃は、夜9時まで夕方みたいに明るくて
その現象のことが頭になかったわたしは、ぽつんと取り残されたように、驚いていた
そのくらい日照時間が長かった夏とは反対に
今は朝も昼も夜も、ぼんやりと暗い
今週は久しぶりに高熱がでてしまった
薬を日本からじゅうぶんに持ってこなかったので
寝る、とにかく寝るということしか対策がなく
久しぶりに心細くもなった
けれど周りの心配が温かくて
こういうときに、自分の近くに居てくれている人たちの温度や、その距離に気付く
ほんとうに有難い
そして余談だけれど、こういう病気の時は
日本食がやたらと恋しくなるということも知った
海外生活における「はじめて」の何かは
鏡のように、いつも知らない自分を教えてくれる
わたしは、こういうものを目にすると、こういう風に感じたり、反応するのね
オランダ旅行のときも感じたけれど
海外に出るということは、自分との対話をするいい機会だと感じる
自分探しの旅に、とよく言うように
知らない世界を知る、ということは
それに反応する、知らない自分を知るということ
そんな風に思う
ー
ところで、今の学校での時間は
残り1週間
残り少ない時間を、どういう風に過ごしたいか
できるだけ生活の断片を、フィルムに収めておきたい
もっとあの穏やかな森を散策したい
そんなことを思いながら、日々の小さい変化を拾うのを大切に、今日も